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『ブックエンド』(原題:Bookends)は、サイモン&ガーファンクルが1968年に発表したアルバム。通算4作目のアルバム(サウンドトラックは除く)。 == 解説 == アルバム前半(LPのA面)の7曲は、アメリカの現実をテーマとした組曲となっており〔2001年リマスターCD(SRCS 9857)ライナーノーツ(小倉エージ)〕、「ブックエンドのテーマ」のインストゥルメンタル・ヴァージョンと歌入りのヴァージョンに挟まれる形となっている。モーグ・シンセサイザーを使用した「わが子の命を救いたまえ」、ニューヨークやロサンゼルスで録音した老人たちの会話を編集したサウンド・コラージュ「老人の会話」等、実験的な音作りがなされた。 後半(B面)のうち「冬の散歩道」「動物園にて」「フェイキン・イット」は既発のシングル曲。「ミセス・ロビンソン」は、映画『卒業』(監督:マイク・ニコルズ)のサウンドトラック・アルバムに初収録され、本作にも1968年2月に録音された新ヴァージョンが収録された。同曲は、本アルバムと同時期にシングルとしてリリースされ、サイモン&ガーファンクルにとって2作目の全米1位獲得シングルとなった。なお、サイモン&ガーファンクルが『卒業』のサウンドトラックを依頼された際、最初に提供しようとしたのは「オーバース」と「パンキーのジレンマ」だったが、マイク・ニコルズの判断により、これら2曲は使用されなかった〔『文藝別冊 サイモン&ガーファンクル』(河出書房新社、2003年、ISBN 4-309-97650-6)p.40-42〕。 本作は、自身も参加したサウンドトラック・アルバム『卒業-オリジナル・サウンドトラック』を追い落とす形で全米1位を獲得、合計7週に渡って1位となった。イギリスでも、サイモン&ガーファンクルにとって初となる1位獲得を果たした〔。 『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』に於いて、234位にランクイン〔500 Greatest Albums of All Time: Simon and Garfunkel, 'Bookends' | Rolling Stone 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブックエンド (アルバム)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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